お知らせ

海と山の幸にめぐまれた美しいふるさと・三重県尾鷲市で取り組む森林経営活動がJ-クレジット制度に登録
2024年02月01日

-J-クレジットの創出支援を通じ、「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現を目指して-

三ッ輪ホールディングス株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:尾日向 竹信、以下「当社」)が三重県尾鷲市(市長:加藤 千速、以下「尾鷲市」)とともに「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現のために取り組んできた 森林による吸収系プロジェクトが、2024年1月26日付けで国の運営するJ-クレジット制度※に登録されました。

今後も地域の脱炭素化に取り組む自治体とのアライアンスによって、環境資源(森林・田んぼ・畑など)の活用による森林クレジット・農業クレジットの創出、自治体との共同出資による地域再エネ電力会社の設立など、持続的な地域づくりの為の環境価値や再エネ創出の事業に取り組んでまいります。

参考:第58回J-クレジット制度認証委員会の結果について(J-クレジット制度管理者)

※ J-クレジット制度とは
省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。この制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。この制度により創出されたクレジットは、経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途に活用できます。

【背景】
当社と尾鷲市は、ゼロカーボンシティ実現に向けた協定を2022年3月1日に締結しました。
豊かな自然資源を活かした「22世紀に向けたサステナブルシティ」具現化のためのひとつの施策として、地域の人工林や天然林のCO2吸収により生み出した環境価値をクレジット化・販売することで資金をつくり、森林の間伐や保護活動および地域活性化などへ投資することで、森林の保全や地域の持続可能性に繋げています。

森林由来のJ-クレジットを創出する為の計画書作成や申請、販売支援や地域への還元まで一貫してサポートし、地域の脱炭素化を推進するとともに、海と山の幸に恵まれた美しいふるさと・尾鷲を守り、次の世代に引き継いでいくことを目指しています。

参考:2050カーボンニュートラルを目指す三重県尾鷲市と協定を締結「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現へ


【尾鷲市コメント(尾鷲市役所・水産農林課参事 千種正則氏)】
昔から尾鷲市が大切にしてきた林業や漁業などの一次産業の持続可能性や、これからの自治体の運営については特に強い課題意識がありました。

国土のためにも自然資源の保全は必須ですがその仕組みを事業化することは難しく、自治体だけではノウハウ不足という状況の中、森林におけるCO2吸収量の算定方法など基本的なところからレクチャーしてもらい、知識を深めながら自然資源の活用方法を検討してきました。

この度のプロジェクト登録を機に地域の脱炭素化や環境価値創出をさらに推進し、後の世代を生きる人たちに少しでも良い状態でバトンを渡すための方法を、引き続き三ッ輪グループのみなさんと一緒に模索できたらと思っています。

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当グループは1940年に炭の製造販売業で創業後、時代に合わせて商材を変えながら企業理念である“ゆたかな地域づくり”を実現すべく地域社会と共に歩んでまいりました。

近年ではエネルギー供給の枠を超え、自治体とのアライアンスによって地域の自然資源の保全や脱炭素などの課題解決に資する事業の創出にも取り組んでいます。持続的な地域づくりのため、コンサルティングやアドバイスにとどまらず、人材や資金など自社のリソースを投入しながら地域の皆さまと共に中長期目線でプロジェクトを進めています。

今後も当社グループは80年以上にわたり地域社会に安心・安全なエネルギーを供給し続けてきた事業者としての知見とJ-クレジット制度の活用や電力の地産地消推進など脱炭素関連の取り組みにより蓄積したノウハウを活用し、持続可能な地域づくりと地域経済の活性化を目指してまいります。

本事業の拡充を通じて、地域の一員として自治体や地域の皆さまと共に地域資源を最大限に活用することで、地域固有の価値の創出に貢献できればと考えております。

参考:環境価値事業紹介ページ

三ッ輪ホールディングス株式会社
本社:東京都新宿区西新宿8-14-24 西新宿KFビル2F
設立:2019年10月1日
※1940年創業の三ッ輪産業株式会社とグループ会社のホールディングスカンパニーとして設立
代表取締役社長:尾日向 竹信
https://mhdg.co.jp